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2015.12.25 第25回 里海セミナー開催のお知らせ

第25回 里海セミナー開催のお知らせ
今年もあと一月を切りましたが、年の終わりに里海セミナーを開催いたします。
今回はお二人の講師をお招きして話題提供いただきます。
セミナー修了後、講師のお二人を囲み懇親会(忘年会?)を行います。
なお、セミナーへのご参加は無料ですが、懇親会へのご参加は3,000円となっております。懇親会にご参加される方は準備のため事前申し込みをお願いいたします。
12/21(月)までに黒潮実感センター tel:0880-62-8022もしくはメール:kuroshio@divers.ne.jpまでご連絡下さい。
今年一年を振り返りながら、講師を囲んで楽しいひとときを過ごしましょう。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。第25回 里海セミナー
期日:12月25日(金) 午後3時~5時
場所:NPO法人黒潮実感センター
参加費:無料懇親会(忘年会?):12月25日(金) 午後6時~(会場は黒潮実感センター)
参加費:3,000円

講演タイトル:「海の草原:アマモ場の沿岸域における役割」
仲岡 雅裕 氏(北海道大学厚岸臨海実験所)

仲岡 雅裕 氏
仲岡 雅裕 氏

講師プロフィール:東京大学海洋研究所、千葉大学理学部を経て、現在、北海道大学厚岸臨海実験所所長、教授。専門分野は海洋生態学で、主に北海道東部のアマモ場や磯、コンブ林の動物と植物の関係を中心に研究調査をしています。最近は、いろいろな場所で広く長期にわたって比較する研究(大規模長期研究)にも参加するようになって、日本各地や世界のアマモ場(とブルワリー)にも行く機会が増えました。

概要:温帯域の静穏な沿岸域には、「海の草原」と呼ばれるアマモ場が拡がっています。アマモ場は、熱帯のサンゴ礁やマングローブなどと同様に、生産性が高く、さまざまな動植物の生息の場所として、沿岸環境で重要な役割を担っていると考えられます。しかし沿岸における人間の経済活動の拡大に伴い、その分布面積の減少や機能の劣化が心配されています。私たちは、沿岸生態系の環境を保全するために、さまざまな研究に取り組んでいます。これまでの研究の結果、アマモ場に生息する多様な生物が沿岸生態系のはたらきに深くかかわっていることがわかってきました。今回の講演では、アマモ場の生物たち、およびアマモ場の役割についてできるだけわかりやすく解説して、その保全の進め方について皆さんと意見交換したいと思います。

講演タイトル:「町づくりを通じた湿原保全~霧多布湿原ナショナルトラストの事例から~」

河内 直子 氏
河内 直子 氏

河内 直子 氏(霧多布湿原ナショナルトラスト)
講師プロフィール:大阪生まれの首都圏育ち、高校生で始めたスキューバダイビングがきっかけで琉球大学海洋学科に進学。その後、東京大学、北海道大学と北上を続け、2011年より霧多布湿原ナショナルトラストで調査研究や国際研修を担当。趣味はダイビングと、手仕事。最近は糸紡ぎと編みものに夢中。

概要:特定非営利活動法人霧多布湿原ナショナルトラストは、1986年に湿原のファンクラブから発足した団体です。「反対運動ではなく賛成運動を」をモットーに、ナショナルトラスト活動による湿原民有地の買い取り、地域住民や観光客への環境教育、湿原の調査と復元を3本の柱として、地域住民主体の保全を目指して活動を続けています。30年にわたるエコツアーや学校教育などでの取り組みと、それらによる町づくりを通じた湿原保全についてご紹介します。

投稿: Kanda /2015年 12月 03日 07時 01分

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