ニザダイ
- サイズ
- 全長 40cm
- 説明
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尾柄部に4〜5個の骨質板があることで、他種との識別は容易。両顎にはおよそ7尖頭に分割された約10本の門歯状歯が並ぶ。幼魚の体は丸く、尾鰭は白色。
- 分布
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岩礁・サンゴ礁域。青森県日本海沿岸、新潟県佐渡、兵庫県浜坂・香住・竹野、島根県浜田、九州北岸・西岸、播磨灘、伊予灘、青森県白糠、宮城県松島湾、茨城県鹿島灘、伊豆諸島、小笠原諸島、千葉県銚子〜九州南岸の太平洋沿岸、屋久島、トカラ列島北部、琉球列島、南大東島;朝鮮半島南岸、台湾、香港、西沙群島。
- 生活史
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幼魚は浅所にある岩の下などで見られ、単独でいることが多いが、成魚は水深5〜10mの岩礁域に群れている。主に石灰藻類を摂食する。食用となるが、磯臭さが強いので、血抜きをして内臓を早くとることが大切。冬季は臭みはなく、美味。オクハゲ(広島)、カワハギ(鹿児島)クサンボウ(千葉)サンノジ(東京・静岡・和歌山・三重)バイオリン(能登)など。