イトフエフキ

サイズ
全長 20cm
説明

体はやや細長く、体高は伸長にほぼ等しい。体側には数条の黄色帯があるが、薄れていることも多い。暗色のまだらないし網目模様が現れていることが多い。背鰭第2棘が長く伸びることが本種の著しい特徴で、他のすべてのフエフキダイ科魚類では第3〜5棘が最長。背鰭10棘9軟条、臀鰭3棘8軟条、側線鱗数46〜47枚。両顎奥歯は円錐形で小さい。

分布

藻・砂礫域。新潟県佐渡〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、伊豆諸島、千葉県館山湾〜九州南岸の太平洋沿岸、種子島、琉球列島;済州島、台湾北部・南部、広西省北海、東インドー西太平洋、カロリン諸島。

生活史

ハマフエフキと共に本州中部にまで分布する小型の種で、沿岸の比較的浅い場所で見られる。南日本での産卵期間は夏から秋で、卵、仔魚共にハマフエフキによく似る。

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