チョウチョウウオ

サイズ
全長 20cm
説明

形態は特徴は少なく、濃色線が水平に走ることで他種と容易に区別可能。本属の多くの他種に共通する斑紋として、眼を通る黒帯と背鰭の後部なある眼点がある。本来の目の位置を隠し防御上効果があると考えられており、特に背鰭の眼点は成長して遊泳力が増大するとともに消失する。

分布

岩礁・サンゴ礁域。津軽海峡〜九州西岸の対馬暖流沿岸、伊予灘、伊豆諸島、小笠原諸島、北硫黄島、硫黄島、宮城県、茨城県〜九州南岸の太平洋沿岸、屋久島、琉球列島、南大東島、尖閣諸島;朝鮮半島南岸、済州島、台湾、広東省、海南島、東沙群島、西沙群島。

生活史

本属の中ではシラコダイとともに最も北方にまで適応した種で、短期間であれば10℃位までの低温に耐えられる。本州中部産の個体では大型魚でも生殖腺が発達したものはない。わが国では本属中最も多く観察されている種ではあるが、生殖生態については知られていない。

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