オキエソ

サイズ
全長 30cm
説明

本種は分が著しく短く、臀鰭基底が長く14〜17軟条で、体側に灰青と黄色の縦帯が特徴。仔魚には肛門前膜鰭があり、6個の腹腔色素斑を備える。産卵期は9〜10月。完熟卵は径1.1〜1.2mmで卵膜に亀甲模様がある。

分布

浅海の砂〜砂泥底(稀に水深388m)。岩手県、宮城県万石浦、千葉県銚子〜九州南岸・大隅諸島の太平洋沿岸、新潟県〜九州南岸・大隅諸島の日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海、小笠原諸島、沖縄島、宮古島、石垣島;朝鮮半島南岸、済州島、台湾、舟山海域以南の中国沿岸、東太平洋を除く全世界の温帯・熱帯域

生活史

昼間はよく砂中に潜む。この埋没行動は主に胸鰭を使って行う。仔魚は南日本から外洋にかけて分布する。幼・稚魚は海藻藻場でも見られる。食性は魚類が最も多く全体の約75%、次いでシバエビなどのベントス15%、その他5%である。

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