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3月1日、第7回「海洋セミナー大月」開催のお知らせ
第7回「海洋セミナー大月」 開催のお知らせ
・ テーマ:「魅力ある沿岸漁業への挑戦」 -沿岸漁業の生き残りを賭けた戦略-
・日 時: 3月 1日(水) 午後7時~9時頃
・場 所: 大月町柏島漁協 2F
・講 師: 林崎漁協 企画研究室長 鷲尾圭司 氏
・共 催: 黒潮実感センター設立準備委員会
宿毛湾水産理事会・柏島漁業協同組合
大月町・富士ゼロックス
・参 加: 無料
・お問い合わせ先:黒潮実感センター設立準備委員会 事務局:0880-76-0026・62-8022 神田(カンダ)まで
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「魅力ある沿岸漁業への挑戦」 -沿岸漁業の生き残りを賭けた戦略-
兵庫県林崎漁協 企画研究室長 鷲尾圭司 氏
講演要旨:
水揚げすれば終わりという漁業をやっていませんか?
沿岸漁業が生き残っていくためには、生産している水産物が、社会的にどのような意味を持っており、最終消費者にどのように理解されているかを知る必要があります。
どのような魚が消費地で求められているかが分かれば、それに見合う魚の扱い方が分かるのではないでしょうか。
同じ豊後水道で獲られている「関サバ」と「岬サバ」はどう違うのか。「養殖魚」と「天然魚」はどう違うのか。そんな「問い」から新しい戦略を見出すことが面白いと感じられる時、漁村の立地条件が「不利」から「有利」に変わるのではないかと思う。
明石の事例を参考に、これからの沿岸漁業の可能性を探る。
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前回のセミナーでは、「獲る漁業から観せる漁業への転換の可能性」と、「漁業とレジャーとの共存」について話をしていただきましたが、今回は、獲るだけの漁業から一歩進んで「それをいかに高く売るか」ということで、漁村をどう活性化させていくかについて提言をしていただきます。
今回の講演はただ聴くだけに終わらすのではなく、実行に移すべくみんなで知恵を絞りあう組織作りにつなげてみてはどうでしょうか。
関心のあるすべての方のご来聴を心よりお待ちしております。
2月24日、訪問環境学習会を開催します
訪問環境学習会を開催します。
開催日時:2月24日(木) 10:00-11:40
訪問先:のいちふれあいセンター
香美郡野市町西野534-1
TEL:0887-56-1088
対象者:香美郡婦人会連合会(生活学級と併せて) 50-60名
内容:海の生物、海洋と自然環境に関する諸問題についての認識を深めてもらうため、
視聴覚教材を用いた講義
問い合わせ:高知県文化環境部環境保全課
TEL:088-823-9685 (橋本さんまで)
2月21日・23日・28日、海の環境学習会を開催します
海の環境学習会を開催します。
高知県西南端の島、柏島は海洋生物の宝庫です。今回は「高知県柏島の海の生き物たち」(自作VTR)と水中写真パネルを使って、大月町柏島の彩り豊かな海の生き物たちの紹介をします。
高知県に住んでいてもまだまだあまり知られていない、高知県西南部にある大月町柏島の、海の自然と生き物を紹介することで、こんなにすばらしい海が県下にあるんだということを、県内の児童・生徒に認識して貰いたいと思います。
しかしながらそのような海も今、環境破壊にさらされている現状を伝え、身近な自然に親しみを持ってもらい、かつ環境を保全していく事の重要性を伝えたいと思います。
環境保全は、まず自然環境に関心を寄せ、愛着を持つことから始まると私は考えます。
関心のある方のご参加お待ちしております。ご参加される場合は事前に各学校の方にご連絡下さいますようお願いします。
開催日時:2月21日 13:50-15:30
開催校:南国市立 岡豊小学校
対象:3・4年生 110名
開催日時:2月23日 10:45-12:35
開催校:高知県立 四万十高校
対象:1年生 32名
開催日時:2月28日 13:45-15:25
開催校:中村市立 八束小学校
対象:5年生児童 18名
2月20日、柏島中学校生徒が教育フォーラムで発表します
平成11年度 教育フォーラム 幡多の教育を考える会において発表
開かれた学校づくり(社会人講師から学んだこと)のセクションで、柏島中学校の中学生3名が発表をします。
1. 日時 2000年2月20日(土)14:50-15:10(20分間)
2. 場所 中村市文化センター
3. 演題 「島全体が教材」環境教育から学んだこと
海の環境学習会を通じてこれまで柏島中学校で行ってきたことを、子供達が発表します。大会場の大勢の人前で話すことなどこれまで無かった子供達ですが、自分たちが環境教育から学んだことを一生懸命発表します。
爆笑! どシロウト演芸会開かれる(2.6『高知新聞』)
幡多郡大月町の住民が地域振興をテーマに自作劇などを披露する「ど素人えんげい会」が2月6日夜、同町弘見の町農村環境改善センターで開かれた。
有志でつくる町イベント実行委員会(谷雅文会長、約70人)の主催。ボランティアや地域振興への提言など、住民が地域づくりに参加する機運を高めようと企画し、1月から準備を進めていた。
会場では、集まった約700人を前に自作劇「海じい、梅ばあの思い」「大月に来た水戸黄門」の2本を上演。また、お年寄りが解答者として出演するクイズ大会や、女性の舞踏など盛りだくさんの出し物が披露された。
中でも「海じい、梅ばあの思い」は近年、ダイビングで人気が高まりつつある柏島を舞台に、振興策や環境保全の必要性を町民に訴える意欲作。駐車場不足やごみ問題といった課題を、ユーモアたっぷりの掛け合いで表現する姿に会場から拍手がわき、おひねりが飛ぶ場面も。思わず役者がせりふを忘れて拾い集めるなど、アドリブを交えた熱演ぶりに会場は爆笑の渦に包まれた。
「海じい・梅ばあの思い」 ストーリー
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柏島地区をモデルにした新たな発想や斬新な発想による町づくりの方策や人々の暮らしについて問いかける物語となっている。
ストーリーは、年老いた夫婦が島の昔の人々の生き方や暮らしと現代の地域の人々がかかえる現状や課題について問いかけるというところから、場面はスタートする。
そして、スナックの場面では、地域の将来を担う若者たちが、多くの観光客が訪れる事によって生じる水、駐車場、ゴミ、環境破壊、漁業者との関係などを語り合う中で、先人の築き上げた島の暮らしや自然を守るためにはどのような行動をすればよいか等の方策を考えるストーリーとなっている。
その方策として「黒潮実感センター」構想が紹介され、観客にも協力を呼びかけた。
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劇の最後に出演者と観客が「ふるさと 柏島」(今回の劇ために作られた)の歌を歌い、感動の中で劇は幕を閉じました。
「海じい・梅ばあの思い」テーマ曲♪
ふるさと柏島
1. 遠くはるかな山並みが見える
ここはふるさと柏島
磯で遊んだ幼き頃の思い出がよみがえる
友と過ごした幼き頃の思い出がよみがえる
遠いあの日の夢のような思いで♪
2. 遠くはるかな山並みが見える
ここはふるさと柏島
やがて明けゆく光の中へ
こぎ出せ力強く
生命(いのち)の海だ宝の島だ
いつまでもいつまでも 明日を生きぬく子どもたちに伝えよう♪♪
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第14回 土佐清水市P連研修大会での講演
第14回 土佐清水市P連研修大会での講演
黒潮実感センター設立準備員会
事務局長 神田 優
1. 日時 2000年2月5日(土)14:40-16:00
2. 場所 土佐清水市立足摺岬小学校 体育館
3. 講演 演題「地元の海の素材を環境教育に生かす」
地元の海の素材を環境教育に生かす事を目的に、県内各地で開催している海の環境学習会の取り組みを、柏島の海中映像(実際に使用している教材)を使って紹介します。
地域の素材を使うことによって、子供達が地元を再認識し、郷土を愛する気持ちが芽生えることにつながればと思います。
今回はその一つの取り組みとして私が行っている、高知が全国に誇ることが出来る「柏島」の自然を紹介して、県内の方々に地元高知の良さを再認識してもらう目的があります。
関心のある方々のご参加お待ちしております。ご参加される場合は事前に松尾小学校長までご連絡お願いします。
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1月1日発売「朝日小学生新聞」の一面と二面で紹介されました
柏島をまるごと自然博物館に
目の前の海を再発見
(「朝日小学生新聞 平成12年1月1日 一面・二面に掲載)
「日本全体には三千六百種類の魚がいるといわれています」「じゃあ柏島に三分の一がおる!」「そう。日本でいちばん魚の種類が多いのが、大月町の柏島です」ーー高知県大月町にある姫ノ井小学校。全校児童二十六人の前でお話しする神田優さんは、高知大学などで教えるお魚の先生です。柏島をみんなで「島ごと博物館」にしようと提案して、おととし島に移り住みました。大月町をはじめ、県内外の小中学校で環境学習会を開き、柏島の海と生きもののすがたをつたえています。
四国の南西のはしにある柏島は、人口およそ六百人の漁業の島。日本でも一、二というたくさんのイシサンゴにかこまれています。四年前の調査でわかった魚の数は八百八十四種。新種や、外国でしか見つかっていなかった魚をあわせると千種にのぼります。「子どもたちに、見なれた地元の海がいかにすごいか知ってもらいたい」と神田さんはいいます。
地域そのものを博物館に見たてて、自然や文化をまるごと体験できる場所にする。それがまるごと博物館(フィールドミュージアム)の考え方です。
子どもたち、研究者、ダイバー、地元の人が、みんなでひとつの海を分けあいます。最新の研究を漁師さんが仕事にいかし、都会へ出た子がほこらしくふりかえることができる島==夢はふくらみます。中心になる「黒潮実感センター」という施設と、県内のいくつかの施設が連携して、高知県全体を博物館にしようという案も出ています。
島の入り口の橋の上から、海中が手にとるように見えました。人のくらしのすぐそばまで、生き物がいっぱい。南の海に多いツバメウオがいた、と思ったら、温帯の魚、ブダイやメジナもいます。温帯にありながら、熱帯や亜熱帯と温帯の生物がまじりあう光景も柏島ならではといいます。
町内の姫ノ井小でも、柏島へ行ったことのあるお友だちはわずかでした。身近すぎて気づかなかった自然です。「みんなも海へ行ってみましょう。ゴミがあったらひろうてもってかえってね。そうしたら、十年、二十年、百年先も、きれいな海がのこると思うから」。神田先生は、学習会をそうしめくくりました。
1月1日発売「高知新聞」掲載、大月町長の「今年の抱負」に実感センター設立が取り上げられました
県内市町村長 新春に思う~柴岡邦男 大月町長(「高知新聞」1月1日」)
公約に掲げた「町民が主人公の町づくり」の実現へ、昨年は農林水産業関係者で「五十人委員会」を設置しました。振興に向けた具体策などを拝聴し、対話の行政を推進しています。
一方、職員の意識改革なしに行財政改革は不可能であるとの観点から、大幅な機構改革も実施しました。財政は厳しい状況にありますが、農林漁業の生産基盤の拡充や、町の特性を生かした観光振興、介護保険制度に対応するさらなる福祉対策や商工業の振興に全力を尽くします。
既に着工している、ふるさと林道平安線、柏島ー二ツ石線のトンネル、大月中学校建設、国体開催に伴う多目的運動場、春遙のダム建設などは計画通りに進んでいますが、今後の事業についても費用対効果を十分に検討し、優先順位を選択しながら実行します。
とりわけ、町民参加による「ふれあいパーク大月」の再構築、黒潮実感センター設立などは早急に取り組みたいと考えます。今年も引き続き、発展のために誠心誠意で頑張る決意です。