背鰭13〜15軟条、臀鰭13〜15軟条、胸鰭20〜25軟条。体に可動性の長い棘が達すうある。吻から背鰭基部までの背面の棘は12〜16横列を形成する。体背方は淡褐色で、腹方は白い。体に多数の小黒点がある。眼を横切る褐色の横帯がある。鰓孔直前部の背方に1褐色横帯がある。胸鰭の上方に褐色の斑紋がある。背鰭の直前にも褐色斑紋があり、背鰭起部は褐色。鰭に黒点はない。

浅海のサンゴ礁の岩礁域。北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、北海道〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海（稀）、屋久島、琉球列島；朝鮮半島南岸、済州島、台湾南部、広東省、海南島、世界中の熱帯〜温帯域。

敵に襲われそうになると胃に大量の水を飲みこんで体を膨らませ、棘を立てる。サンゴ礁、砂地、礫底、岩礁域に生息する。岸から離れて群れをつくることもある。