背鰭11棘16〜19軟条、臀鰭3棘13〜14軟条、側線鱗数56〜60、鰓耙数5＋13。背鰭と臀鰭の軟条部は鱗におおわれるが、軟条部は無鱗。

岩礁域。青森県〜九州南岸の各地沿岸（大阪湾は幼魚のみ、瀬戸内海は伊予灘のみ）、琉球列島；朝鮮半島南岸、済州島、台湾、浙江省〜広東省、ハワイ諸島、オーストラリア東岸・西岸、ニューカレドニア、ノーフォーク島。

潮通しのいい岩礁域で小さな群れをつくることが多い。浮遊期の仔魚は細長く、ほとんど透明な体に黒色素群が散在。15mm位から鱗が発生し、黒い帯模様の発現した稚魚が春と秋に潮溜まりなどに現れる。好奇心が強く、人に馴れやすい。昼行性で、肉食性。小魚で商品価値は低いが味はよい。観賞魚。マブシ（高知）